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【制作過程のご紹介】アンソロジーロゴ

こんにちは、ムニカワークスです!

今回は、実際に作ったロゴを元に制作過程やデザインの際に考えていることなどをお話ししていきたいと思います。

これから依頼を考えている方や、ロゴってどうやって作ってるんだろう~という方の参考になれば幸いです。

最初にお送りいただく情報

最初にムニカワークスのロゴ依頼では、簡単なテンプレートへのご記入をお願いしています。

テンプレートには必要最低限の情報しか含まれていないため、「言わなくても伝わるかな?」と思うことも、ぜひ省略せずに詳しく書いていただけるととても助かります!
メインテキストの意味やカップリングの関係性など、こちらからはわからない部分も多いので遠慮なくご記入ください!

①ロゴの使用用途
∟同人誌の場合は、成人指定の有無もお願いいたします。

②活動先のURL
∟過去の絵柄(作風)やコンテンツの雰囲気を掴むため、活動先のURLの記載をお願いいたします。


③メインとなる文字
サブで入れたい文字(任意):

④納品形式、ご希望のサイズ


⑤ご希望の納期(目安):


⑥資料:作りたいロゴの雰囲気がわかるものがあれば併せてお送りください。
∟ イラストや画像検索などからイメージに近いロゴの参考URLをお送りいただけると進行がスムーズです。


⑦サンプル画像やSNS、ポートフォリオ等での制作物の公開の可否


⑧その他備考
∟リピーター様はこちらに「リピーター割希望」とご記入ください。

ご記入いただいた内容を見ながら、デザインのすり合わせや方向性を決定していきます。

今回は、アンソロジー発行に伴うロゴ制作のご依頼でしたので、以下のような情報をお送りいただきました。

※テンプレートより一部抜粋して掲載。

ロゴの使用用途
・同人誌(アンソロジー)の奥付
・ノベルティ
・ポスター
・アンソロジー告知用SNSアイコン

メインとなる文字
yukiyama

サブで入れたい文字
1000、2、または1002

そのタイトル・文字にした理由、意味など
一見カップリング表記ではないような、日常的にそこにあっても生活に溶け込むような自然なロゴにして欲しいという気持ちがあり、アルファベットにさせてもらいました。
また、彼らを数字で表すと、1000と2になります。そのため、サブで入れたい文字に記載させていただきました。

過去の夏の思い出がある二人のアンソロジーを夏に発行することもあり、夏の暑い中でも、水のキラキラとしている感じが爽やかに感じる、そんなイメージがあります。晴天の日の噴水や、ホースから溢れる水のような。
ちなみにですが、二人ともイメージカラーが緑系統になります。

お見積もり

テンプレートへご記入いただいたら、作るロゴのイメージがある程度想像できるようになるまでヒアリングをし、見積もりをお出しします。

その後、お支払いが完了したら作業着手となります。

デザインを考える

デザインに取りかかる前に、キャラクターについてリサーチをします。

知らないジャンルの場合は、単純に検索をかけるだけでなくできる限り原作に近いものを見る(Youtubeでストーリー部分を見たり、アニメを見たり、実際にゲームをプレイしたり)ようにしています。

デザインのご提案

作品についての理解がある程度深まったところでデザインを制作していきます。

今回は、「日常に溶け込むロゴ」とご希望をいただいていたので、いい意味でカップリングロゴっぽくないよう意識してデザインを行いました。

初校

ご提案の際は、意図が分かるように必ず補足テキストを付けるようにしています。

修正案①

千ヤマアンソロジーのロゴ


キャラクターのモチーフの追加希望があったので、雪山を取り入れたデザイン案。

修正案②

千ヤマアンソロジーのロゴ


実際にはキャラクターを表すアイコンとして「❄(雪)」と「👓(眼鏡)」の方が定着していそうだなと感じ変更を行った案。

水のモチーフ(あしらい)を使って、❄と👓をアーチ状に配置することで自然に一緒にいる感じが伝わるように工夫しました。

ロゴ決定

ご提案した案の中から、最後の案で決定!

やりとりの中では、「Xでも調べてくださってありがとうございます」「ご配慮ありがとうございます」「大変嬉しいお言葉もありがとうございます…!」など、たくさん優しいお言葉をいただきとても励みになりました。

最後の調整

ロゴはアンソロジーのポスターなどで使用予定とのことだったので、納品サイズはA4(350dpi)で仕上げました。

印刷所は緑陽社さんとのことで、仕様に合わせて余白や解像度も調整しています。

サイズがまだ確定していない段階でも「このあたりで考えています」と教えていただけたので、柔軟に対応することができました!

さいごに

「❄と👓」というシンプルなアイコンの中にふたりの関係性や距離感を込められるように、知らない人が見ても「なんかいいな」と思えるような、そんなロゴになるように心がけました。

完成後、ご依頼主さんから「素敵なロゴを作っていただき、大変感謝しております」と言っていただけて本当に嬉しかったです!

こうして想いのあるロゴづくりに関われること、毎回とてもありがたく思っています。

この度はご依頼いただきありがとうございました!